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線路
最寄り駅を過ぎ、その隣の駅で下車した。ただ歩きたいという理由からである。
線路に沿っていれば大丈夫だろうという不確かではあるが最も有力な思考に基づき私は歩いていた。
高い柵につたが絡まり、線路はよく見えない。ふと、途切れたつたの間に伸びる、線路と平行な階段に気づいた。
私は足の向くままに駆け上がった。線路を横切るような橋で、そこは思ったより高かった。
風が強い。わすかなつたが揺れている。線路を見下ろした。
そこには私の影がなかった。怖くなって、足下を見た。影があった。私はずっと続く線路を見た。
果てが無く、先がどうなっているのか見当がつかない。
少なくとも私の目の前では平行に並んでぶれることなく続いている。
私は後ろを向くと、同じように線路を見下ろした。
私の影は無かったが、やはり線路はまっすぐ続いていた。
私は線路に対して垂直に向き、来た方とは逆の階段をゆっくり下りていった。
線路に沿っていれば大丈夫だろうという不確かではあるが最も有力な思考に基づき私は歩いていた。
高い柵につたが絡まり、線路はよく見えない。ふと、途切れたつたの間に伸びる、線路と平行な階段に気づいた。
私は足の向くままに駆け上がった。線路を横切るような橋で、そこは思ったより高かった。
風が強い。わすかなつたが揺れている。線路を見下ろした。
そこには私の影がなかった。怖くなって、足下を見た。影があった。私はずっと続く線路を見た。
果てが無く、先がどうなっているのか見当がつかない。
少なくとも私の目の前では平行に並んでぶれることなく続いている。
私は後ろを向くと、同じように線路を見下ろした。
私の影は無かったが、やはり線路はまっすぐ続いていた。
私は線路に対して垂直に向き、来た方とは逆の階段をゆっくり下りていった。
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